健美茶話~kembisawa~

健やかに美(いきいき)と日々を過ごせるためのあれこれ

ぐ~~~と鳴る音がありがたい(^^♪

トリガーポイントセラピーの施術を

させていただいてますと、

施術中盤あたりからしきりと

「ぐ~~~」という音が

聞こえてくることがあります。

クライアント様のお腹の鳴る音です。

 

胃の蠕動運動が活発になって聞こえてきます。

だいたい女性のかたは恥ずかしがられますが、

私はその音を聞けることがとても嬉しいです。

 

お身体に痛みを感じておられる方は、

どうしても自律神経の働きも乱れ

交感神経という興奮状態を促す神経が

優位になっている時間が

一日のうちで多くなってしまいます。

胃や内臓の働きは

副交感神経という真逆の作用の

身体や脳が

リラックスしているときにの状態で

よく動きます。

 

お身体の緊張を緩める施術を

させていただいているあいだに

自律神経も自然と副交感神経が優位になってきて

日常あまり動きのなっかった胃が、

ここぞとばかりに動き始めてきます。

 

特に肩や肘、手指に痛みがある場合は

この胃の動きが良くなってくるというのは

痛みが和らぐきっかけにもなります。

 

内臓の反射区の関係で

胸部や上腕部、上背部が

胃の適応筋とされる考え方があります。

肩や肘、手指の痛みの原因の

トリガーポイントという筋・筋膜にあるしこりが

胃の適応筋にあることが多いので

胃の周辺の緩みを促しながら 

胸部、上腕部、上背部を調整して

肩関節の動きをよくする方法をとることが多くあります。

 

施術をすすめるとき 

ポイントとしている筋の緩み方を

触れた感覚で判断していますが

そんなときクライアント様の

「ぐ~~~」の音が聞こえたりしてくると

ありがとうございます(^^♪と

言ってしまいそうになります。

 

こんな風に

トリガーポイントセラピーtruthでは

痛みの原因を

色々な繋がりの中から見つけ出し

施術者が無理にほぐすのではなく

クライアント様ご自身の反応を

丁寧に受けながら調整をおこなっています。

 

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これは 筋膜の繋がりの一例です。

最後にセルフケアとして

胃の周辺の緊張を緩めるとしたら

太ももから腹部にかけてを

調整するのがお勧めです。

上の筋肉の絵のように身体の深部も浅部も

お腹から大腿にかけての繋がりがあります。

そこを心地よく伸びる動きをします。

でも伸ばしすぎてはいけません。

下の写真のような

前腿を伸ばすポーズをしながら

床についている膝頭を

胸の方へ引き寄せようと

弱く腹筋、鼠径部、前腿の筋肉を

収縮(縦に縮める)させる力を

入れては脱力することを

2~3回繰り返します。

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少し肩が凝るかなー?という時や

胃が少し重い感じがするというときに

試してみてください。

 

また本格的にセルフケアで

お身体の調子を整えたいという方には

トリガーポイント研究所推奨の

メディカル・ヨガをお勧めします。

 

これから暫く梅雨の時期

胃腸機能低下がおこりやすいです。

少しずつでもお身体ケアを

とりいれながらお元気でお過ごしください。

 

 

【トリガーポイント研究所HP】 http://trigger110.net/